全日本ウエイト制が終了しました。湘南支部から出場した2人の結果は、残念ながら
2回戦で敗退となりました。
土曜日の敗戦直後から自分の中では時間が止まったような感覚で、大阪にいる間も
ずっと、なぜ負けたのか・・・ということを考えていました。
当日のコンディション、相手との相性、準備不足、稽古不足、怪我、慢心、運。。。。。
負ける原因は様々で、実際には試合で何かを感じた選手しか分からないと思う。
しかし、指導員としてセコンドとして、何ができなかったのか、何が足りなかったの
か、この解を自分なりに見つけ出さない限り、また同じ過ちを繰り返してしまうかも
しれない。
準備に関しては、稽古量が不足していた訳ではない。確かに稽古相手としては十分では
ないかもしれないが、それを補う工夫をしてきたし、稽古メニューは全力で取り組めば
相当キツイと思うものだった。体格については、短期間で筋力がUPする訳ではないので、
徐々にトレーニングを強化していて、これはまだ途中段階だと思っている。
博勇については、今回の動きはいつもの動きとは異なるものであったし、得意の突きの
回転が見られなかった。もしかしたら、挑戦者の気持より、守るという気持が深層にあ
ったのかもしれない。それが相手の攻撃を受ける形になってしまい、結果として、相手
のペースで試合が進んでしまった。また、セコンドとして1回戦を飛び越えて2回戦を
視野に入れていたところもあり、これはセコンドとして甘かったと反省すべき点だと思
っている。今回は世界大会の代表選考であり、出場選手全員が勝ちたいと思っている大会
であり、初戦の相手もその気持ちの強さは相当なものだと感じた。博勇にその気持ちが
少なかった訳ではないが、メンタル面で試合に入りきれない状態で試合に臨んだとすれば、
セコンドの責任でもあり、悔やまれる。
大会は終了し、敗戦という結果が残ってしまった。時間は戻せないから、この結果を飲み
込んで、次の糧にしなければならない。ずっと勝ち続けられることはなく、負けを次に
繋げて更に一段成長できる選手になって欲しい。試練だけど、成長のチャンスでもある。
また1からやり直しだけど、一緒に頑張っていこう。
蓮は、一般部の試合が2回目、全日本レベルの試合は始めてということもあって、アップ
から固くなっていて、試合直前も相当緊張していた。1回戦の序盤も固さが抜けず、いつも
の軽快な動きができていなかったが、中盤から得意の突きが決まり、自分から仕掛けて蹴り
に繋げ終盤では前に出て自分のペースで相手を圧倒、5-0の判定勝ちで堂々の全日本初勝利
となった。2回戦は昨年4位、今回も3位に入賞した強豪と対戦、パワーと経験で分がある
相手に対して、積極的に前に出る作戦を取り、中盤までは互角の展開に持ち込んだが、終盤
で手数が少なくなってしまい。残念ながら判定負けとなった。でも、今回の経験は絶対に次
に繋がると思う。博勇と一緒に湘南支部を盛り上げていって欲しい。
最後に、今回一緒に大阪で選手とともに戦った西野さん、本間さん、伸、大晟、啓刀、
大阪まで応援に駆け付けてくれた藤崎さん、岡田さん、横山さん、和正君、お疲れ様
でした。本当にありがとうございました。 押忍
大船道場 原田
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