12月8日(日)茨城県武道館にて秋季関東大会が開催された。
湘南支部からは8人の選手が日頃の稽古の成果を試すために出場した。
自分はセコンドとして参加したが、試合を間近で見た感想を述べたい。
【希音 小学6年生+40㎏】
1回戦はしっかり動いて的確に攻撃を入れて判定勝ち、調子は良いと
思われたが、2回戦は体格に勝る相手に膝蹴りで効かされてしまい
終盤にも技を返せず残念ながら判定負け。
今後、体格に勝る相手に対して、動きながら強い攻撃を入れること、
また、フィジカルを強くすることが課題だと思う。
【大晟 小学6年生+40㎏】
試合前の稽古やアップの際の動きも良く、1回戦も左右に細かく動いて
相手に的を絞らせず完勝。2回戦も長身の相手に互角の展開で一進一退
の攻防を見せるも僅差の判定負け。
今日は前に出る気迫も出ていたし、稽古でやってきたことをしっかり
出せていたと思う。
【翔大 小学6年生+40㎏】
手足が長い長身選手相手に苦戦を強いられた。相手の押しからの攻撃に
反撃の糸口を掴めず判定負け。体格は上回っていたので、自分から相手
にプレッシャーを与えて圧力を掛けられれば、勝機もあったと思う。
【啓刀 小学6年生-40㎏】
細かい攻撃で連打する相手に返し技を出せず、いつもの軽快な動きを封
じられ判定負け。スピードを落とさず、相手のプレッシャーに負けないよう
フィジカルを鍛えるのが今後の課題だと思う。
【伸 中学2･3年生-55㎏】
今回は完敗、今迄稽古でやってきたことがほとんど出せなかったのが残念
だった。今回の相手はいろんな意味でやりにくかったと思うし、試合前
から緊張していたのは分かっていたが、それは相手も同じこと。試合場に
立ったら、目の前の相手に全力で向かって行くことが大事だし、そうなる
には自分に自信が持てるようがむしゃらに稽古するしかない。今日はいい
経験になったと思うので、忘れず次の機会に活かして欲しい。
【蓮 高校生-65㎏】
1回戦は少し硬さもあったが、足も動き上段も出て、ほぼ完勝。2回戦は
序盤は動きも良く、突きから蹴りへの繋ぎも稽古通りできていたが、終盤
少し足が止まったところに攻撃をまとめられ僅差の判定負け。
今回は稽古でも動けていたし、アップでも調子は良さそうだったので期待
していたが、試合終盤になって「勝ち切る」ことが出来なかったのが課題
だと思う。今のカテゴリーの選手同士は今後も試合で当たると思うし、上に
行けば実力差は紙一重だと思う。ここで勝ち切れるかどうか、そんな意識を
持って今後の稽古に取り組んで欲しい。
今日はそれぞれが負けた直後に悔しい思いを持ったと思う。その思いを次の
試合に向けて継続することが大事だが、人間は日にちが経てば忘れてしまう
もので、次の試合には新たな別な気持ちで臨んでしまうかもしれない。
そうならないようにここに詳しく記載しておくので、次の試合の前に改めて
読み返してもらえるとありがたい。
最後に、セコンドに入ってくれた、高橋先生、博勇、岡田、藤崎の皆さん、
単身赴任先から応援に来てくれた本間先生、審判をしていただいた長後道場
の伊藤先生、選手係をしてくれた島倉君、ありがとうございました。
セコンドパスを上下反対に貼り付けた緊張感の
欠けたＯ君、早朝からの長距離運転に免じて
今回は顔は隠しておきます。 押忍
大船道場 原田
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