空手、特に極真空手の道場に入門するきっかけは自分のような40代半ば以上の
方は、やはり「空手バカ一代」の影響が大きいのではないだろうか。
自分も子供の頃にTVアニメで見た「空手バカ一代」に衝撃を受けたし、その後
読んだ単行本でもやはり大きな衝撃を受けた記憶がある。
実際に入門した時のきっかけも単純に喧嘩に強くなりたいというものだったし、
今でも「もっと強くなりたい」という思いは常に心の中に潜んでいる。
一方、最近入門する少年部の子ども達は、きっかけが「空手バカ一代」を読んで
とか喧嘩に強くなりたいというものではなく、更に言うと、極真空手そのものに
ついても、実際に見学に来て、直接叩いたり蹴ったりしているのを見て初めて、
どんなものか知るというケースが多いようだ。最初はご両親に勧められたからとか
、礼儀がしっかり身に付くようにというご両親の思いで入門するケースも多く、
指導員の立場として、空手が好きになってくれることを期待しつつ、挨拶などの
最低限の礼儀作法も身に付けて貰えればと思っている。
ただ、少年部から入門して今も続けて頑張っている道場生に聞いてみると、やはり
最初は稽古に行くことが怖かったらしく、それを克服するのに時間が掛かったという
話も聞いた。(一般部も最初は同じだと思うが)少年部は特に、慣れない環境で最初
はとまどうかもしれないが、家を出で道場に足を向けることも勇気だし、道場に来た
ことで、困難を1つ克服したと思って自信を持って欲しい。続けて稽古に来れば、近い
内に必ず稽古が終わった後の何とも言えない達成感が味わえると思う。みんな頑張れ!
大船道場 原田
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